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絵本作家 谷口智則 × ライフデザイン総合学科 伊東めぐみ 対談 「絵本づくりの魅力」

 本インタビューでは、特別講座を担当していただく谷口智則先生から、絵本づくりの魅力と今回のワークショップの内容をお話していただきました。聞き手はライフデザイン総合学科の伊東めぐみ先生です。


伊東先生:参加される方は、どのような方を想定されていますか?

谷口先生:ワークショップ形式で、小さいお子さんがいる方や、絵本作りに興味がある方を対象にしています。1回目は講義として「いい絵本の成り立ち」の説明をする予定にしています。コツなどですね。2回目は参加される方が自分の絵本を考えながら製本していきます。3回目では、その絵本を完成させていきます。


谷口先生(右)と伊東先生(左)。カフェZoologiqueにて

伊東先生:今回の「特別講座」のおすすめするポイントを教えて下さい。

谷口先生:だれでも簡単にすてきな絵本が作れることですね。


伊東先生:簡単にできるのですか?

谷口先生:ある程度コツさえ押さえれば、比較的簡単に素敵な絵本ができるんですよ。ぼくが絵本で大切と思っているのは、「繰り返しが出てくる」こと、「擬音語がでてくる」こと、「落ちがある」ことが大切だと思っています。その3つが基本にあって、それに沿った絵本を作っていただくと、比較的簡単にできるんです。また、そのような形でできているほかの作家さんの絵本や、自分でも良いなと思っている絵本をたくさん持ってきて、それを参考にしながらお話ししたいと思っています。


伊東先生:先生がいいと思う絵本も紹介していただけるんですね。

谷口先生:そうですね。たくさんお持ちしたいと思います。


伊東先生:絵を描くことが苦手で心配される方もおられると思うのですが?

谷口先生:書くのが苦手な方でも、貼り絵、色紙で作るので、みなさん素敵な絵本になりますよ。


伊東先生:シナリオづくりはどうなんでしょう。私の場合、子どもに絵本を読んでいても、飽きられてしまうことがあります。アレンジをしたいと思っても難しくて。

谷口先生:絵本を読み聞かせていても、自分でシナリオを作らないといけないシュチュエーションが出てくることがあったりします。子どもが求めてくるんですね(笑)。一度、自分で絵本を作る経験をしていたら、読み聞かせの時にも自分のオリジナルのストーリーを作ることができるようになりますよ。


伊東先生:先生も、子どもさんからアレンジを求められることがあるんですか?

谷口先生:(笑)。ぼくも、子どもからめちゃぶりされて、それで自分の絵本のシナリオが思いつく事があるんですよ。ぼくの絵本は、結構そんな形で完成したものばかりです。今回の講座では、1回目にいろいろな絵本をご紹介して、今回作る絵本の作り方もご説明するので、2回目までに事前に考えてきていただくのが良いと思います。シナリオづくりは一番時間がかかると思いますので。それで2回目に考えて来ていただいたお話を見せていただきながら、アドバイスなどさせていただきます。



伊東先生:そうなんですね。自分の子どもさんと考えるといいかもしれないですね。

谷口先生:面白い絵本を作るためには、子どもにとって何が好きなのかを知ることだと思います。ぼくは、自分の作品を息子に読ませることもあるのですが、お父さんの書いた絵本のありがたみを感じていないんですよ(笑)。下書きの段階で、読み聞かせをするのですが、子どものほうから「何でこうしないの?」とダメ出しをされます。


伊東先生:え?!先生も子どもさんの意見を聞いて絵本が完成していくんですか?

谷口先生:そうですね。そうやって絵本が完成していきますね(笑)。

伊東先生:最後に受講される方に一言お願いします。

谷口先生:絵本作りの体験をすることで、絵本の成り立ちや魅力についてより深く知っていただけます。また、良い絵本の選び方や、読み聞かせの方法などもお伝えしますので、お子さんがもっと絵本好きになるかもしれません。


伊東先生:谷口先生、本日はありがとうございました。講座を楽しみにしています。

谷口先生:こちらこそ、ありがとうございました。



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